京都観光2015-5:長谷川等伯ゆかりの寺である「叡昌山 本法寺」を訪れる!寺宝展準備で拝観できなかったが多宝塔が素敵だったぞ

お寺・神社の風景

長谷川等伯ゆかりの本法寺を訪れる

妙覚寺・妙顕寺につづき「本法寺」に行ってきました!ここは妙顕寺の西隣にあります。

本法寺は仁王門だったことに驚きなのと、多宝塔が凄い素敵でした。

しかし!ここでも運が良かったのか悪かったのか、ある出来事があったのだ。今回はこんなんばっかりだな(笑)
 

 

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本山 叡昌山 本法寺

仁王門/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

日蓮宗本山叡昌山本法寺は、久遠成院日親上人の開創で、永享8年(1436)、京都東洞院綾小路に建立されました。
日親上人は、時の将軍足利義教に「立正治国論」を献じ、平和の招来を直言しましたが、これが将軍の忌諱に触れ獄舎に投ぜられた上、寺も焼却されました。さらに、将軍義教が上人に加えた刑罰は次第に苛酷となり、ある時は焼鍋を頭にかぶせる等の残虐眼を覆う迫害もありました。
世に「冠鐺(なべかぶり)日親上人」と称するのは、この法難をいいます。(本法寺沿革)

説明/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

永享8年(1436) 日親が本阿弥清信の帰依を得て創建。当初は東洞院綾小路(現・京都市下京区)にあった。

永享12年(1440) 日親は足利義教の怒りを買い投獄されたが翌年赦免された。

寛正3年(1463) 日親は再び投獄され寺は破却されたが、寛正4年(1464)赦免され寺は三条万里小路(現在・中京区三条柳馬場)に再建された。

天文5年(1536) 本法寺は洛中の他の法華系寺院とともに天文法華の乱で焼失し、堺に避難した。

天文11年(1542) 後奈良天皇は法華宗帰洛の綸旨を下し、本法寺は一条堀川に再建された。

天正15年(1587) 豊臣秀吉の命により現在の地に移転している。

天明8年(1788) 天明の大火により焼失したが、その後再建された。

仁王門/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 妙顕寺の次に本法寺に行ったのですが、てっきり入口は南にあると思って、行ってみるとそこには宝鏡寺(人形寺)がありました。

本法寺の入口はどこ?!

そう、妙顕寺へ向かうときに通ってたこの仁王門が入口でした。東側にあったので裏門かと思ってたのだ。(^^ゞ

境内/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 仁王門から境内に入るといきなり鳥居と独特な建物が目に入った。お寺なのになぜ鳥居があるのでしょう?

摩利支天堂/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ ここは仏の守護神の大摩利支尊天がお祀りされている「摩利支天堂」になります。

摩利支天堂/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ あとで知ったのですが、ここには狛犬ならぬ狛猪が左右に鎮座しています。猪は摩利支天の神使なのです。

多宝塔/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 摩利支天堂の横には本法寺を象徴するような建物「多宝塔」があります。見るからに鮮やかでカッコイイと感じた。

多宝塔/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 本法寺の多宝塔はこのような造りになっております。いいですね〜

経蔵・鐘楼/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 経蔵と鐘楼です。

本堂/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 本法寺の本堂です。

本堂/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 本堂の正面ですが、このときは3月上旬なのですが4月になると桜が満開になりこの写真とは違った風景を見せてくれますよ。

長谷川等伯像/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 本堂の前には絵師の長谷川等伯像があります。長谷川等伯は本法寺10世・日通と交友があり、塔頭教行院を宿としていた。そのため本法寺には等伯の作品や、ゆかりの品が多数伝来している。

多宝塔と長谷川等伯像/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 長谷川等伯像と多宝塔です。

開山堂/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 開山堂です。

唐門/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 御朱印を頂くためにこちらから庫裏へ向かいます。

唐門/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 唐門があり拝観すれば中の庭を見ることが出来るようです。

庫裏/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ 庫裏です。こちらで御朱印を頂きます。

巴の庭や長谷川等伯筆の涅槃図を拝観出来るようです。

拝観中止/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)

▲ がび〜ん!「本日の拝観は休みます」の札が掛かっている〜!3月1日〜3月13日まで寺宝展準備のために拝観を中止していたのです。

扉は閉まっているしこれは困った。ってことでいつものインターホンをプッシュ(笑)

中から声が聞こえたので入り御朱印を頂くことが出来るのか訪ねてみると、確認の後に頂けるとのこと。少し時間が掛かったので、拝観中止の時は頂けない場合もあると思います。

妙覚寺と妙顕寺はあらかじめ紙に書かれていた御朱印だったので、本法寺では御朱印帳に直接書いて頂けました。ありがたや~

本法寺では3月14日から「平成27年大涅槃図開帳・春季特別寺宝展」が開催されています。

建物の位置/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)
 

本法寺の御朱印

拝観中止により御朱印の準備をされていなかったのかもしれません。無理を聞いて頂けたようなので有り難かったです。

御朱印は直接御朱印帳に書いて頂けるのがいいですよね。

御朱印 御首題 南無妙法蓮華経/本法寺(Honpo-ji Temple / Kyoto City)
御首題 南無妙法蓮華経

 

京都八本山巡り

日蓮宗京都八本山が法華信仰と妙法の広布を実現するために、八本山集印行脚の運動を発願されました。

八本山とは、「大本山 妙顕寺」「大本山 本圀寺」「本山 頂妙寺」「本山 妙覚寺」「本山 本満寺」「本山 本法寺」「本山 立本寺」「本山 妙傳寺」の八つのお寺になります。

これらのお寺をまわって御朱印を頂こうということですね。今回は妙覚寺・妙顕寺に続き3つ目の「本法寺」クリアです!
 

本日のまとめ

寺宝展準備のために拝観が出来ませんでしたが、妙覚寺の工事が終わった来年か再来年ぐらいの桜が咲く時期にまた訪れてみたいですね。
 
本山 叡昌山 本法寺

 


『本山 叡昌山 本法寺』
〒602-0061 京都府京都市上京区本法寺前町617
TEL.075-441-7997
京都市営地下鉄烏丸線 鞍馬口駅から徒歩10分

(Japan Kyoto, Honpo-ji Temple)